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hencaが掲げるホリスティックデザイン経営とは
2024-08-01
こんにちは、henca合同会社の代表をしています井上将です。中小企業経営者のみなさまに向けて経営に役立つ情報を発信しています。 毎日さまざまな苦労をして企業経営にがんばっていらっしゃる経営者のみなさまの、心が軽くなり、さっそくやってみよう、今日から変えてみよう、という気持ちを応援していける。そんな内容で情報発信を続けていけたらと思います。 まずは私の経営支援に対するアプローチの軸となっているホリスティックデザイン経営について詳しく解説したいと思います。 少し固い内容になるかもしれませんが、あらゆる事業者の持続的発展につながる話なので興味を持っていただけるとうれしいです。 ホリスティック(holistic)という言葉は聞き慣れないと思います。直訳すると、全体論的、総体的という意味です。 ではデザインはどうでしょうか?きっとなじみある言葉だと思いますが、人によって解像度や切り取り方はかなり違うでしょう。 ほとんどの人は、消費者向け商品の色や形、販促物の装飾といった、バリューチェーンの下流、お客さまの購買意欲を刺激する役目だと思っているのではないでしょうか?それも経営には大事な要素です。 ホリスティックデザインとは、バリューチェーンの上流から下流までの事業活動のプロセスや仕組みのほか、企業の歴史から連なる経営理念やビジョン、経営戦略からなる大きな方向性も含みます。 また、従業員を含む組織体制のデザイン、企業のブランディング、イノベーションを生み出す技術開発にいたるまで、有形から無形の企業価値まですべてがデザインの対象です。 そして中小企業のみなさまのために、事業視点だけではなく経営視点で企業の様々な問題解決を図り、持続的発展を支援することが、hencaの役割だと考えています。 ### なぜ中小企業にホリスティックデザインが必要なのか 企業経営において、時代や世の中を俯瞰し、機会や環境変化を的確に捉えて、未来を展望し一早く行動する力が、経営者のみなさまには日々試されています。この俯瞰するというところに、ホリスティック的なものの見方、切り取り方が役立ちます。 しかし、中小企業では経営トップが自ら現場に入って業務を回さざるを得ず、外部環境はおろか自社の状況さえも、俯瞰して見る余裕がない。わかってはいるけど、なかなかできないんだという声が聞こえてきそうです。 まずはなんとか時間を作って、事業活動全体のプロセスを見直してみることをお勧めします。客観的に捉えることで、自社の強みや弱みが見えてくるはずです。難しければ、我々のような外部の専門家に依頼するのも有効です。 ここで中小企業ならではの規模のメリットが活きます。現場に詳しい経営者ならなおさらです。規模が小さいことを逆手に、スピード感を持って把握することができます。ただし、先入観を持たずに見る意識が大切です。 次に、外部環境に目を向けてみましょう。過去、現在、未来といった時間軸や、自社、競合、顧客といった軸など、集めた情報をさまざまな切り口で整理することで俯瞰することができます。 ここまでやれば、日々の事業活動で起こる細かい問題が気にならなくなり、心が少し軽くなります。俯瞰することで、自然と抜本的な対策を思いつきます。未来志向でやってみようという気力が湧いてきます。 思いついたらすぐに試せる、ダメなら次善策をやってみる。といったフットワークの軽さが中小企業の強みです。この強みを、場当たり的な対策や、その場しのぎの施策にしか活かせてないのだとしたら、とてももったいない話です。 ### 自社だけでは難しい社内変革は外部専門家の活用が効果的です 正解が誰にもわからない不確実で予測不可能な現代はVUCA(ブーカ)時代と呼ばれています。VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字をとった言葉です。 そして、顧客が持つニーズや価値観は多様化が進み、そのスピードは企業が追いつけないほど加速する一方です。これもビジネスの正解を出すことが難しくなっている要因です。 このような世の中の変化に合わせて、自社を導いていくには社内の意識やプロセスを変えていかなければいけません。中小企業経営者のみなさまも多くの人が社内変革の必要性を感じていることでしょう。 しかし、どこへ向かって、どのように変えていけば良いかわからないと悩まれている経営者が多いかもしれません。手がかりとなるのは、やはり世の中や顧客のニーズや価値観を知ることです。 過去の実績に頼るだけでは社内変革は難しいです。変革のドライバーとなるのは、潜在する問題や課題です。それを発見するためには、外部専門家の新しい視点や情報を取り入れることが効果的です。 社内変革の必要を感じているが、なにから手をつけていいかわからない。伴走してサポートをして欲しいとお考えの中小企業経営者の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。